先日、妹の結婚式に出席して来ました。
妹は「お姉ちゃんにヘアメイクをしてもらうのが夢だ」と言ってくれてましたが、式場の都合で花嫁さんは専属のヘアメイクさんがやる決まりでした。
なので、妹は専属のヘアメイクさんに。
私は親戚4人のヘアアレンジをしました。
私にとって今回の結婚式には、大イベントが待ってました。
妹が「お姉ちゃんはきっと結婚しないからヴァージンロードを歩かせてあげるね」と粋な計らい⁇をしてくれました。
もちろん、花嫁と歩くのは父親。
ブーケを渡すのは、母親。
私の役所は…
犬のかわしまさんの背中にリングピローを付けて、それを誘導するという。まぁ、犬の補助的な役割でしょうか（笑）
リハーサルでは、妹の所まで走って行ってくれるくらいスムーズでしたが、本番では、お客様が沢山いらっしゃるので、クンクン匂いを嗅ぎながら歩いては止まってを繰り返し、しまいには、私が持ってたエサでつりながら、ようやくゴールしました…。でも、がんばったよ、かわしまさん（犬）
私がUR表参道店に入って１３年。アシスタント時代に、妹はいろんなモデルをしてくれました。
特に思い出深いのが、アシスタントのナンバーワンを決めるパーマコンテストの練習モデルをしてもらった時の事です。
あまりに自分の出来なさに泣きながらパーマを巻いてました。
巻かれてる妹に「お姉ちゃん、がんばって」と励まされる始末。
私を指導してくれてた犬さんが「モデルの前で泣くな！プロとしてやれ！」と関西弁で叱咤激励してくれたのを覚えています。
いつも後輩思いで優しい犬さんが、関西弁で怒る姿を見たのはその一回切りでした。美容師はメンタルが強く、気持ちをコントロールできないといけない仕事ということを痛感した出来事でした。
それから10年、お姉ちゃんは一人前の美容師となり、妹はかわいい花嫁さんになりました。
阿部さん（新郎さん）ちかをよろしくお願いします。
