Google Analytics

2016年3月30日水曜日

産まれました

3月29日火曜日 3232gの男の子を無事出産いたしました。

応援してくださったみなさま、ありがとうございました。

名前は 奥 海翔(おく かいと)と申します。

出産時の痛みの記憶は、脳が忘れるようにできているといいます。
鮮明に覚えている間に、ブログという公の場ですが、陣痛から産まれるまでの怒涛の1日を書かせていただきます。

あくまで私個人の体験談なのでご了承ください。
また、出産を目前にしている女性は読まない方がいいと思います。
出産が怖く感じちゃうかもしれないので、読まない方が身のためです!読んだ後のクレームは受け付けませんよ〜(笑)

午前2:30 「なんだか、お腹痛いなぁ〜。子宮が張ってるかも。だけど耐えられくらいだから ほっといたらきっと治るでしょう〜〜」とのんきに考えてました。

3:00 また、お腹痛い。便秘の痛さかなぁ。一応、トイレにいってみよう…

その後、20分間隔で痛くなり

(ここからが、陣痛本番になります!書きますよ〜〜!)

4:00  あれ?!なんか2時半からの痛みが治らないし、間隔が定期的だし、耐えられる痛みじゃなくなってきたかも、、、痛みの間隔と続いた時間を記録してみよう。

5:20   6分間隔で、痛みが続いてる!なんか、鮮明な赤い血が出てきたし、寒気もあるし、なんだこれ?陣痛?  いや、ネットで調べた情報の陣痛と違う?でも、痛い、、、なんだこれ?なんだこれ?と思い続け、とうとう病院に電話しました。「入院準備をしてすぐきてください」と言われ、いざ病院へ。

6:00 お腹に陣痛測定器を巻き、調べ始めたのですが、5分間隔で痛みの波が押しよせていました。
助産師さんから「これは陣痛ですね。入院しましょう。それに、痛みの波の形が紙に書ききれないくらい、強くしっかりでてますね。」と言われました。

その頃の痛みは、我慢の限界の最高潮でした。

助産師さんから「痛い時は、フッーっと息を吐いて、息を吐くことに意識を集中して〜〜」と言われましたが、
痛すぎる!すごいすごい大きいウ○チが便秘でお腹にあり、激痛をおこしてるみたいです!

「お母さん、時計みて!間隔何分?」
というのを何十回も繰り返し、3分間隔になったところで、旦那が到着。

9:15  何十回も陣痛を繰り返し、痛みの耐えられる限界幅を越えました!
陣痛の波がくるたびに、腰と肛門を旦那に押してもらい、痛みを緩和させようとしていたのですが、それも効かず、右手に硬いボールを力のかぎり握りしめ、堪えてました。
助産師から痛い時は、フッフッフッフッーーと小刻みに息をはいて!と言われますが、痛くて痛くて、息をコントロールできません!
「フッフッ!う〜〜!わ〜〜!ヒァー‼️」という訳も分からない言葉を発し、その度に「声出しちゃだめ!息を吐く!フッフッフッ!」と助産師に言われますが、もう息を吸うこと自体が耐えられません。フッーと空気を吐くと痛みがくると身体が判断し、呼吸法を阻止されてます!!

その頃から、痛みに身体が耐えられなくなり、足がけいれんし始めました。
陣痛との間隔が1分になった頃には
足の小刻みな震えはずっと止まりません。

そして「これが脳内モルヒネか、、、」と感じる感覚もでてきました。

目の焦点が定まらず、物が二重に見え、ボーっとし、意識が遠のいてきました。

旦那に顔をペタペタされ、頑張れ!と言われてたのですが、反応できないくらい弱ってました。

脳内モルヒネがでたからといって、決して陣痛が痛くないわけではありません、痛みの感じ方は一緒です。

幾度となく、無痛分娩にすれば良かった、、、、と思った事でしょう。
この痛みをお金でなくしてくれるならば、全財産を差し出したでしょう。

いつまで、いつまで、この痛みを味わわなければ行けないの?初産婦は平均10時間以上かかるから、まだまだなの?!もう無理だぁー!
「お腹切ってください!」と叫びましたが
「ここまできたら、下から産める!大丈夫!下から産める!」と助産師さん。
下からなんて、産める自信がありません。
けど、陣痛の波は容赦なく襲ってきます。どんな事をしても痛みは逃れません。陣痛時に声を出すと、喉を痛めるからいけないのですが、もう限界を越えて、声にならない声がもれてきます。

11:15 分娩室に移動

看護師さんがテキパキ準備しています。
分娩台に乗ったところで、院長先生登場

「先生、あと何回いきめば生まれますか?」の問いに
5とか10とか先生は何度も手の指を広げて、何回でしょうね〜〜(笑)とカモフラージュしてました。

「では、次の陣痛でいきみますよー」と先生。手を頭の後ろに組み、両足をスタッフにもたれ、いざいきみ!
んーーーー!(>人<;)
奥歯を噛みしめ、もう一回
んーーーー!(>人<;)

「はい!息を吸ってー」の時に
最高潮の痛みが!!!
「イターーーイ!!!!!」廊下まで響く大声がでてしまいました。
陣痛室の頃の10倍の痛さが身体中を包みます。
痛いと言った後も、痛さは弱まりません。

「はい!次の陣痛もいきみますよ!」
んーーーー!!!(>人<;)
んーーー!(>人<;)

「はい!次の陣痛は息で逃しますよ!」
フッ、フッ、フッ、フッー。

「はい!いきんで!顔はおへそを見るように丸めて!肛門は天井をむけて!!!」を繰り返し、もういきむの限界!!と思った時に
「次の陣痛で頭が出たら、旦那さんを分娩室に呼びましょう」と言われました。

赤ちゃんが生まれる瞬間だけ旦那が立ちあえるので、あと少し!と思い、ない力を振り絞っていきみました!

んーーー!(>人<;)


あれ?
旦那は??
あれ!?呼びに行ってない、、、?
もしや、、、

「赤ちゃん。ひっこんじゃったねー(笑)」と先生

ガビーン!!!

撃沈、大ショック((((;゚Д゚)))))))

もう無理ー!!

いきみと同時にお腹の上に人が乗り、赤ちゃんを押し出すというこの状況は、例えていうなら、交通事故で4トンのダンプカーのタイヤの下敷きになってるようなものです。
死んで、意識がない方がマシ!です。

嫌がっていてもまた陣痛の波が!
この状況を打破するには、もういきむしかありません。

無理!と思いながらいきむこと2回!

やっと旦那が入って来ました!

あとちょっと!!

ん〜〜(>人<;)
ん〜〜〜〜((((;゚Д゚)))))))

「オギャー!!オギャー!!!」

やっと、やーーーっと
赤ちゃんが出てきてくれました。

終わった〜〜〜〜〜〜、、、。
安心感がこみ上げてきました。


痛かったけど、苦しかったけど、、、、

赤ちゃん!
「産まれてきてくれてありがとう!」